不動産売却のスケジュールを立てましょう。前章では売却対象の不動産価格・売却に必要な費用についてでした。
- 【ステップ①:不動産売却の準備|不動産売出価格はいくらにすればいいのか?】
- 【ステップ②:不動産売却の準備|不動産売却に必要な費用を知ろう】
次に売却までのスケジュールについて把握していきます。一般的には不動産を売出し⇒購入者からの申し込み⇒条件交渉⇒合意⇒契約⇒引渡しの準備⇒引渡しという流れまでが不動産売買の一通りの流れとなります。
まず、売却の期間=引渡しまで はどれほど時間を要するのか?ある程度取引の前にイメージしておくことは重要です。
あなたの不動産を購入したいと意思表示してきた購入候補者にも予定があります。例えば、あなたが住替えなどで購入を先行で進めた場合、次の住居への引越しが半年後だったとして、買主はそれほどの引渡し期間を望まない可能性などが出てきます。当然、一旦仮住まいとして賃貸に引っ越すということも考えられますがその場合では引越費用が倍掛ってしまいます。
また、土地取引の例では、隣地境界が確定していないような状況で確定測量に時間を要する場合、やはり引渡し期間が長くなりがちです。
せっかく、相手方から購入の意思を表示されても、引渡しの期間について売主・買主のスケジュール感が合わず合意に至らないというケースがありますので、まず不動産売却においてどれくらいの期間を以て引渡しまで終える事が出来るのか 不動産会社と相談しながら方向性を決定する事が重要です。
不動産売却のスケジュールに注意しましょう
不動産の売却を円滑に進めるために事前に引渡しまでの期間を不動産会社へ相談しましょう。例えば、進学・転勤に伴う引越しなどはどうしても期日が決まっていますよね?賃貸の場合と異なり不動産売買の場合は、売出してから購入申し込みまでの期間、条件合意後の契約から引渡しの間の銀行との打ち合わせ、測量・解体の手配、室内・敷地内残置物の撤去、越境物の解消など、債務を履行するために必要なポイントが多くあります。申し込み⇒審査⇒契約 というような賃貸物件への引越とは引渡しのサイトが異なり売買の場合は数か月を要する場合もあります。
実際に、引渡しのサイトが長い契約において、買主側が引渡しまでの期間に他にいい物件が出てきた為、手付解除、または違約解除でも構わないので解約したいといったケースもあります。そもそも、先に述べたように引渡しの期間があまりにも長い為に購入自体を控えるという事もありますので売出しする前に一般的な期間で引渡し可能なのか、もし難しければ売出前に解決は出来るのか?を十分に検討してから売出しを開始するようにしましょう。
【不動産売却の準備|ステップ1】
⇒不動産売却の準備|不動産売出価格はいくらにすればいいのか?
【不動産売却の準備|ステップ2】
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