不動産売却時にどのような業者を選ぶか以上に担当者との相性もある事を念頭に置きましょう。
1.自分に合う営業マンを選ぶ
上記はマンションリサーチ株式会社が運営するメディア【リアルボイス】ですが、読んで字のごとく不動産を売却した人の成功談・失敗談を確認する事が出来ます。やはり営業マンとの相性について触れている人が多いですので、もし現在や今後、不動産の売却を検討している人は是非参考にしてみてください。
不動産売却においては不動産業者のサービス以上に、担当する営業マンの力量もかなり重要な要素と言えます。人それぞれ感じ方が違いますから一概にこのような営業マンがいいとは断言できませんが、営業マンの経験年数や年齢によって営業スタイルの傾向はありますのである程度営業マンによる特徴を知っておいて損はありません。
2.査定額も大事だが人柄も大事
先に紹介した【リアルボイス】でいろんな人の声を確認してみると、だいたい4,5社程度に売却の相談をしている人が多いようです。熱心に対応してもらい満足している人もいれば、業者選び・担当選びに失敗したという人もいます。
必ずしも会社の知名度やサービスが満足度に連動しているわけではなく担当者との相性も重要だという事が分かります。
利用者が選んだ理由はココだ!不動産売却時の会社選びのポイント
アンケートでも営業マンの対応が業者を選択する理由の1位にあがっています。もし、あなたが不動産売却をどこかの誰かに依頼するならばやはり業者の知名度・サービス以外にあなたに合う担当者を探す必要があります。
3.若い営業マンとベテラン営業マンのどっちがいいの?
若い営業マンとベテラン営業マンはどっちがいいのでしょうか?
なかなか甲乙付け難い問題なのですが、若い営業マンの場合、担当している物件・顧客数が少ない為 物件の販売にかなり注力する傾向があります。また、ベテラン営業マンの場合はその経験からスマートかつ安全に販売してくれる傾向があります。
もし、どんな営業マンがいいのかお悩みの人はそれぞれの営業マンの特徴を押さえておきましょう。
3-1.若手営業マンに売却依頼した方がいいケース
- 売却する物件が住宅
問題解決に困難を要するような物件(権利関係が複雑であったり、特殊な物件)の場合、経験がないとトラブルになる可能性が高まりますので特に問題がない物件、特に住宅の場合は若手に頼んでもいいでしょう。
特に入社2,3年目あたり(できれば20代)の営業マンの場合、担当物件・顧客数が多くない場合が多いのとなによりも体力がありますのでポスティングなども積極的にやります。(最近ではポスティングをやらない不動産屋も増えました。)
こんなケースの場合は若い営業マンに自宅の売却を託してもいいと思います。
- 相場より少し高い金額で売りたい
不動産営業マンの本音としてはできるだけ売れる価格で売却委任を受けたいものです。例えば、担当物件数が10件あるベテラン営業マンと担当物件数が2件の若手営業マンを比較した場合、前者は売れる物件から取り掛かる傾向にあります。つまりすぐに売れなそうな物件の場合、けっこう後回しにされる事もあるわけです。
担当物件に優劣を付けるなんてひどいと思われそうですが、不動産営業マンも月に〇〇万円数字を作るという目標がありますからとりあえず時間が掛からない、もしくは成約単価の大きい物件に注力するのは仕方のない事だとも考えられます。
とにかく高くても販売に注力する時間はある事、そしてこの業界に入るくらいなので体力とガッツがある若手営業マンに頼むメリットはあると言えます。
3-2.ベテラン営業マンに売却依頼した方がいいケース
言うまでもありませんが若手に比べると知識・経験が豊富です。
- 早く安全に売りたい
よくも悪くもベテラン営業マンの価格設定は絶妙です。そもそも売れなければ意味がないと身体に染みついていますから売れない物件化することは防げます。
ただ、若手に比べると面倒な作業(オープンハウスなど)を敬遠する営業マンもいますので熱心さも含めて営業マンを選びたいなという人には少しドライに映る事もあるようです。
また、トラブル回避能力も高い人が多いので安全に売却したいと考えている人にとってはベテラン営業マンを選ぶ事をおススメします。
- 所有する物件が複雑
問題解決のハードルが高い物件(隣地と紛争している・共有者と揉めているなど)についてはベテラン営業マンに依頼した方が吉です。(そもそも複雑な案件が新人に任されるケースはまれですが。)
また、問題解決に対する提案のヴァリエーションも多く持っていますので所有する物件に付帯する難が多い場合はベテラン営業マンを頼りましょう。
まとめ
売却をスムーズに進め、満足を得る為には担当者選びはとても重要な問題です。
物件にはそれぞれ個性があり、そして担当する営業マンもそれぞれの個性を持っています。もし不動産の売却をお考えの方はサービス・知名度・査定額以外にも担当者が何を考えているのかに注目してみましょう。
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