差押え後でも任意売却できる?答えは “できます”

■ 「差押え通知」が届いた瞬間、人は強い恐怖を感じる

住宅ローンの返済が続けて滞ると、ある日突然、
「差押通知」 がポストに入ります。

文章の語気の強さや、
“裁判所”という文字の重さから、
多くの方が心臓を握られたような気持ちになります。

相談に来られる方のほとんどが、

  • 「もう終わりなのでは…」
  • 「家を取り上げられるんだ…」
  • 「引越し先なんて決まっていないのに」
  • 「家族に何と言えばいいのか分からない」

という状態で、
差押えの通知をきっかけに眠れなくなる方も多いです。

しかし、まず最初にお伝えしたいことがあります。

差押え後でも任意売却はできます。

そして、
差押え後こそ動く必要がある“最重要のタイミング” なのです。

決して手遅れではありません。

むしろ、
「差押え通知を受け取ってから動いた結果、競売を回避できた」
というケースは珍しくありません。


■ 差押えが起きるまでの流れ(簡単に整理)

差押えは突発的に起きるのではなく、
以下のような段階を踏んで進みます。


● ① 滞納 → 督促

最初の2〜3ヶ月は銀行からの督促が中心です。


● ② 期限の利益喪失通知

ここで、
「分割払いの権利を失います」という通告が届きます。


● ③ 保証会社(サービサー)が対応

銀行ではなく保証会社とのやり取りに変わります。


● ④ 裁判所へ競売申し立て

ここで差押えが発生します。


差押えは「競売申し立てが行われた」という意味で、
手続きのスタート地点のようなものです。

この段階で
“競売が確定したわけではありません”

ここからでも十分、任意売却に移行できます。

任意売却の流れはこちらでわかりやすくまとめています
👉 https://exelion-consult.jp/ninibaikyaku/


■ 差押え後に任意売却が可能な理由

多くの方が勘違いしているのですが、
差押え=あなたが家を失ったという意味ではありません。

差押えとは、

「裁判所が今後の売却手続き(競売)の準備を始めました」

というだけのこと。

競売の準備は進みますが、
任意売却はその並行で行うことができます。


● ① 債権者が“任意売却の方が回収しやすい”と判断するケースが多い

実は、銀行や保証会社にとっても
競売は最終手段 です。

競売では市場価格より大幅に低い金額でしか売れず、
債権者の回収額が減ってしまいます。

つまり、

任意売却の方が債権者にとっても得をする

という状況が多いのです。

そのため差押え後でも、
任意売却に応じてくれるケースは非常に多いです。


● ② 裁判所も“任意売却で決着するなら歓迎”

競売の準備が進んでいても、
途中で任意売却が成立すると競売手続きは停止します。

裁判所としても、
無理に競売を続ける理由はありません。


● ③ 差押え後の方が、実は「状況が明確」で動きやすい

差押前の段階では、

  • 本当に競売に進むのか?
  • 銀行が何を考えているのか?
  • 猶予がどれだけあるのか?

など、分からない点が多く、動きづらい側面もあります。

しかし差押え通知が届いた段階では、
「事態がどの段階なのか」が明確になり、必要な動きも読みやすい
という利点があります。

任意売却の専門家にとっては、
むしろサポートしやすいケースでもあります。


■ 差押え後に任意売却を選んだ人の事例

40代・会社員の男性のケースです。

  • 滞納5ヶ月
  • 差押通知が届きパニック
  • 家族にも話せず一人で悩んでいた
  • ネットで任意売却を知り相談

この方は、
差押え後すぐに動いたことが幸いしました。

任意売却で相場に近い金額で売却が実現し、
結果として、

・残債が大幅に減った
・引越し費用の一部も確保できた
・家族との関係も改善
・仕事も再び落ち着いた

という形で新生活を始めています。

相談時に最初に言われた一言は、

「差押えが来た時点で、終わりだと思っていました」

というものでした。

これは非常によくある誤解です。


■ 差押え後は “時間との勝負” になる理由

差押え後でも任意売却はできますが、
できるだけ早く動くべき理由 があります。


● ① 競売のスケジュールが動き始めている

競売の申立てが行われると、
次のような手続きが進みます。

・裁判所の現況調査
・評価人の査定
・入札スケジュールの決定
・公告(Web公開)

これらが進みすぎると、
任意売却に必要な期間が短くなってしまいます。


● ② 買い手を探す時間が必要

任意売却は通常の売却と同じく、
買主を探して調整する作業が必要です。

1ヶ月〜数ヶ月の時間が必要になるため、
競売日が近づくほど難易度が高まります。


● ③ 債権者との調整に時間がかかる

任意売却では、
銀行・保証会社・裁判所などとの調整が必要です。

専門家が入れば最短で進められますが、
それでも日数が必要になります。


■ 差押え後の任意売却で押さえておくべき大切なポイント

任意売却を検討する際に知っておくと良いポイントをまとめます。


◆ ① 相談するタイミングは “早いほど有利”

差押え通知を受け取った段階は
「最悪ではなく、実はチャンスが残されている段階」です。


◆ ② 家族に話す・話さないは自由

無理に打ち明ける必要はありません。

まずは外部の相談窓口に話して、
頭の中を整理するだけで心が軽くなります。


◆ ③ 専門知識が必要なので “ひとりで戦わない”

任意売却は、
金融機関・法律・不動産の知識が複合的に絡む手続きです。

専門家が入ることで、

  • 残債の調整
  • 引越し費用の確保
  • 手続きのスピードアップ

などが可能になります。

任意売却の基礎知識はこちらで整理しています。

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■ まとめ:差押えは「終わり」ではない。むしろ“動くタイミング”

差押え通知が届くと、
気持ちが暗くなり、
未来が見えなくなる人も多いです。

しかし差押えは、
あなたの選択肢をすべて奪うものではありません。

むしろ、

「ここからどう動くか」で未来は大きく変わる。

任意売却は、
差押え後でも十分に可能です。

そして早く動けば、
残せるお金も、
選べる未来も、
守れる生活も増えていきます。

不安なときは、
まずこちらで任意売却の基本だけでも確認してみてください。

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状況は、必ず整理できます。
一人で抱え込まず、まずは情報を持つところから始めましょう。




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