住宅ローンの滞納が始まると、最初の1〜2ヶ月はまだ
「なんとかなるかもしれない」
「来月こそは払えるはず」
と自分に言い聞かせる方も多いです。

しかし 3ヶ月 を過ぎると、状況は現実的な厳しさを帯び始めます。

金融機関からの通知が増え、
封筒の色が変わったり、
担当部署名が「債権管理部」などに変わったり……。

多くの方がこの頃から、
「これはもう普通じゃない」
と感じ始めます。

続けて届く書面を机に積んだまま、
開けることすら怖くなってしまう人も珍しくありません。

そんな中でも、
読者のあなたにまず知ってほしいことがあります。

それは――

滞納3ヶ月は“まだ間に合う時期”であるということ。

そして、
後悔している人の多くが「このタイミングで行動できなかった」ことを一番悔やんでいる
という現実です。

■ 3ヶ月滞納で銀行側に起きる“本当の変化”

3ヶ月滞納すると、金融機関は次のステップを“内部”で動かし始めます。

普段は見えませんが、銀行の中では以下のような検討が進んでいます。

● ① 督促の強度が上がる

1〜2ヶ月の督促は「返済をお願いします」という一般的な内容ですが、
3ヶ月目にかけて文言が変わります。

・法的手続きを示唆
・分割返済の継続が難しくなる可能性
・保証会社への移管の可能性

など、明らかに“次の段階”を意識した内容になります。

● ②「期限の利益喪失」の予告が届く

これは簡単にいうと、

「分割で返す権利がなくなる可能性があります」

という通知。

多くの方が、この通知を見て初めて
「本当にまずい」と感じます。

● ③ 保証会社が監督するフェーズに移行

住宅ローンにはほとんどの場合「保証会社」がついており、
あなたの代わりに銀行へローン残額を立て替えます。

これを 代位弁済 と呼びます。

代位弁済が行われると、
あなたの返済先は銀行ではなく 保証会社（もしくはサービサー） に変わります。

この時点で、
“銀行との交渉”はほぼなくなり、
保証会社のルールのもとで物事が進んでいきます。

● ④ 競売の準備が静かに始まる

代位弁済から競売まではケースにより
早ければ1〜2ヶ月、
長くて半年ほど。

ただし、
競売の準備は淡々と進みます。

書面は突然届きますが、
その裏ではずっと調査が続いています。

■ 競売が近づくほど“できること”が減っていく理由

競売は法律に基づく手続きなので、
一度申し立てられると止めることが難しくなります。

さらに、

● 任意売却ができる期間が短くなる

● 残債の条件交渉が不利になる

● 引越し費用が出にくくなる

● 近隣に知られやすい

など、デメリットが一気に増えます。

そのため、
3ヶ月滞納の段階こそ、任意売却のゴールデンタイム
と言われるのです。

わたしがこれまで多くの相談者の方を見てきた中でも、
「もう少し早ければ、もっと楽に整理できたのに…」
というケースは本当に多いです。

■ 任意売却が選択肢として“現実的に機能する時期”は意外と短い

任意売却とは、
競売にかけられる前に、債権者の同意を得て市場で売却する方法です。

メリットはたくさんあります。

・競売より高く売れる（＝残債が減る）
・プライバシーが守られる
・柔軟な交渉ができる
・引越し費用の確保が期待できる

しかし、
これらのメリットを最大限享受できるのは、
早い段階で動いた人だけ
という厳しい現実があります。

任意売却では、
債権者との調整、価格査定、買い手の確保など
時間が必要なプロセスが多いため、
競売が迫るほど選択肢が狭くなっていくのです。

※ 任意売却の流れをわかりやすくまとめたページがあります
👉 https://exelion-consult.jp/ninibaikyaku/

■ 実際にあった相談者のケース：行動が早かったから救われた例

東京都内にお住まいの50代男性のケースです。

・体調を崩して収入が減った
・返済が遅れ始めてから3ヶ月で督促が急増
・家族に言えず、一人で悩み続けていた

不安で眠れない日々の中、
ネットで任意売却を知り、勇気を出して相談されました。

結果として、

・市場に近い価格で売却ができた
・引越し費用が確保できた
・新しい生活基盤を整えられた
・家族関係も改善した

という流れをたどりました。

このケースのポイントは、
“滞納3ヶ月の段階で相談できた”
ということ。

同じ状況でも、
半年以上経ってから相談に来られる方は、
どうしても条件が厳しくなってしまうことが多いのです。

■ 不安の大きさは「問題の深刻さ」と比例しません

滞納の相談でよくあるのが、
「この程度で相談していいの？」
という声です。

結論を言うと、
どの段階でも相談していい
のです。

むしろ、早ければ早いほど状況は整理しやすい。

そして、もし読者のあなたが、
いま胸の中に少しでも不安を抱えているのであれば、
その不安は放置すべきではありません。

小さな一歩が、大きな結果を変えることがあります。

任意売却のポイントをやさしくまとめたページはこちら
👉 https://exelion-consult.jp/ninibaikyaku/

■ まとめ：滞納3ヶ月は“まだ動ける”。ここからの行動が未来を変えます

住宅ローン滞納3ヶ月は、
決して手遅れではなく、
むしろ 「まだできることが多い」 時期です。

・銀行からの通知が怖い
・期限の利益喪失の文字を見ると不安になる
・競売が頭に浮かんで眠れない
・家族に言えず一人で抱え込んでいる

こうした状況でも、
あなたには選択できる道が残されています。

その第一歩として、
情報を整理すること
そして
第三者に相談してみること
は大きな助けになります。

不安なときは、
こちらで任意売却の流れだけでも確認してみてください。

👉 https://exelion-consult.jp/ninibaikyaku/

一人で抱え込む必要はありません。
状況は、必ず整理できます。